2014.08.10 Sun
第15話 あとがき
8月に入り、暑さと忙しさでかなりヘトヘトでしたが、やっと何日か落ち着ける日々が来て、一安心?の るりょうりに です。
さて、なんとか約束通り? 盆前までに第15話、公開できる運びとなりました。
でも、ぶっちゃけ言って・・・面白かったですか?
俺っち個人的に、今回の話・・・面白いかどうか、よくわからないんです。
いや、自分的には面白くなるように物語を作ったつもりなんですが、出来上がったのを読んでみて。
そして、挿絵でも書き終えてみて。
なんか、納得できるものでない気がしてなりません。
今回書きたかったのは、正規ルートでは、妖怪と融合した『千佳の内面の変動』。
バッド・エンドルート・・というか、状態変化ネタとしては、凛や大人っぽい少女が赤ん坊化して、いいように弄ばれ羞恥するという、精神的恥辱をテーマにしました。
千佳の内面の変動は、元々大好きな変身ヒーローを苦悩を書いてみたかったから。
まぁ、わかりやすい例で言えば、『デビルマン』。
元々大人しい少年であった『不動明』が、デーモン族アモンと合体し『デビルマン』となり、性格が変貌しました。
他にも特撮ヒーロー等で、見た目は人間だが人間でなくなった者。
子どもの頃には、それらが全然わからず、「強くなったんだからいいじゃん! カッコイイ!」程度しか思わなかった事を、少し取り上げてみたいと思ったのがきっかけです。
内面とは、今回性格の事を指していますが、他にも体質的な事も絶対に変化あるはずなんです!
例えば、人間だった頃にはかからない病気にもなるかもしれません。
人間用の薬が効くかどうかもわかりません。
病院へ行けば、血液検査等で人間とは違うと疑われ、研究対象として扱われる存在になるかもしれません。
そういうのを書きたいと思っているのですが、でもあまり詰め込めすぎると訳が分かんなくなるので、徐々に少しずつw
今回バッド・エンドルートでも、ちょっとクドかったかもしれませんね。
また、琉奈や凛の恥辱もイマイチだったような気がします。
あまりエロエロにするのも嫌だったし、かと言って下ネタに走るのもどうかと。
そのせいか、恥辱が上手く表現出来なくなっていたのかもしれませんね。
初めての幼児(赤子)退行ネタ。 やはり難しいです。
物語の基本的な流れは、虐めネタですが、これは本来・・『てんこぶ姫』で使おうと思っていた話でした。
しかし、『黒紫色の放課後』も虐めネタ。
被ってしまうな・・・ということで、妖魔狩人で使ってみました。
キャラ的には、涼果や琉奈。 二人共好きなキャラです。
この話だけの一発キャラのつもりでしたが、予想以上にキャラデザイン(特に琉奈)が気に入ったので、今後もやられ役で出すと思いますw
今回の敵は『姑獲鳥(こかくちょう)』。
これ、『うぶめ』と読むんじゃないの? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに、某映画化された小説や、ゲゲゲの鬼太郎の影響で『うぶめ』と読む方が正しいように思われますが、『こかくちょう』でも正解なんです。
『うぶめ』は元々『産女』という妖怪のことなんですね。
そして『姑獲鳥(こかくちょう)』は中国から伝承された妖怪。
どちらも設定がよく似ているんですよ。
だからいつの間にか同一視されるようになり、妖怪画で有名な『鳥山 石燕』も、『姑獲鳥(うぶめ)』という名で絵を描いておられます。
今回俺っちは、物語の展開上・・・妖木妃が過去中国本土で戦った相手として使いましたので、『こかくちょう』という中国名を使いました。
ちなみに今回のこの妖木妃との絡みの設定。
実は、本来こんな設定はありませんでしたwww
ですが、MTさんが次々に『妖魔狩人外伝』と書いてくださり、そして色々なパターンで妖怪を誕生させてくれました。
だから、本編であるこっちで、妖樹の種の設定を改変したというわけです。
もちろん、これは『良い改変』だと思っております!
MTさんの発想は凄い!!
また新たな外伝を書いてくださっておりますが、それに登場する新妖怪たちも魅力的なキャラばかり。
絵師としての俺っちも、そっちのキャラを描いてみたいな~と、ウズウズしてきます!!
おっと、話が反れたw
次に妖怪『赤子』について。
最初のプロットでは、『キューピー風の妖怪』にしてましたww
まぁ、姑獲鳥が操る下僕妖怪というか、子妖怪というか・・・・
そんな感じでしたので、見た目幼児な妖怪がいいな~~と。
そこで、『赤子』という妖怪に白羽の矢を立ててみました。
実際この妖怪、伝記上では大して悪いことをする妖怪ではないんですけどね。
ただ、コイツを使ったばっかりに、物語上の文章で『赤子化』という言葉が使えなくなりましたww
そこで、あえて『赤ん坊化』と微妙な差別化を図ったというわけですw
最後に、前話でも登場した『青い衣』の新キャラ!
さて、一体何者なんでしょう?
コレに関してはまた、いずれww
次回は、状態変化ネタでは基本的に『球体化』を予定してます。
基本的にとしたのは、もしかしたら微妙に変えるか・・・他に近い変化ネタを加えるか?
そんなところです。
では、長くなりましたが、今回はこの辺で!!
今回も閲覧、深く感謝しております。
ありがとうございました!! m(_ _)m
| あとがき | 16:57 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑
15話作成、お疲れ様です。
幼児化、年齢退行、AP、ARとかは、自分では作ったことがないので、新鮮でした。
特撮にもたまに、この能力の敵が出たりしますね。
強いというよりは、うっとうしいといった感じの。
今回は涼果と千佳の、妖怪としての内面性が、中心だったと思います。
いじめにより、心身ともに摩耗していたために、涼果は姑獲鳥になったことで、わずかな時間とはいえ救われていた気がします。
自ら望んで、妖怪になった感じですね。
一方、千佳は望んだわけではなく、ならざるを得なかった境遇です。
それでいて、妖怪となったおかげで生きながらえられた反面、自分の無意識で、妖怪部分が露わになってますね。
元々ちょっと変態チックなのが、妖怪化したことでさらにバイオレンスに、直情的になった気がします。
その様子が、長い付き合いの凛にはしっかりと、はっきりと見えていて、付き合い方に苦悩しそうです。
ただ、ちょっと危険になっても、大切な親友ですし、妖魔狩人の仲間ですから。
それにしても、火山猫形態はいいですねえ。
パティシエールもよかったですが、獣化にもうるさい私としては、こちらが素敵に見えます。
赤ちゃんになった凛をあちこち舐めちゃったのは、母性による愛情からというのが、凛にとっては羞恥であるとともに、受け入れてしまうというのが…。
動物は、赤ちゃんのいろいろな部分を舐めて、認識させるそうですし。
きっと、いずれ母乳が出るようになって、お世話していくのでしょう。
火山猫成分たっぷり含まれているとしたら、凛は徐々に、同じ姿になったのかもしれません。
姑獲鳥のほうも、きっとおんなじ感じで、美人鳥人親子になっていそうです。
涼果の姑獲鳥となった姿もなかなかでしたので、きっと素敵な鳥人妖怪になってくれそうです。
それはそうと、本編にも、ちょこちょこ蜘蛛妖怪の存在が出てきましたね。
都市伝説って、恐ろしいほど早く浸透するので、きっと妖魔狩人側も、不審に思っていそうです。
そして、新たな青いヒーロー?
正体は誰なのか、なぜ戦うのか、そしてどうBADに巻き込まれるのか、いろいろ楽しみです。
が、あまり邪推すると面白みがなくなるでしょうから、控えましょうか。
長々とすいません。
次は球体化ということですが、暑さもありますので、無理しない程度に、ゆっくりと、のびのびとしながらのほうが、いいと思います。
| MT | 2014/08/10 22:57 | URL | ≫ EDIT