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自己満足の果てに・・・

オリジナルマンガや小説による、形状変化(食品化・平面化など)やソフトカニバリズムを主とした、創作サイトです。

2012年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年11月

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妖魔狩人 若三毛凛 if  第03話「妖木妃との対決!-前編-」


「ごちそうさま~。」
 朝食を終え、タンタンと階段を登り自分の部屋へ。
今日はゴールデンウィーク最終日。
凛は机に座ると、小さく息を漏らした。

昨日は色々あったわね。

 まさに予想もしない出来事ばかりだった。
森で見た『妖木妃』という名の中国妖怪と『金鵄』との戦い。
思わず飛び込んでしまったが為に、肉体的には一度死んだ…このわたし。
帰宅後に起きた、隣に住む美咲おばさんの妖怪化。
そして、妖魔狩人として、初めての妖怪との戦い。
わたしがこの手で射った矢が、村に害をなす妖怪を仕留めた。
まだこの手に、弦を引いた感触、矢を放った感触が残っている。
 妖怪とはいえ、わたしは一つの生命を奪ったのだ。

ふぅ…

 まだ、こんな事が続くのだろうか?
そう思うと、少し気が重い。

「ねぇ…金鵄、妖木妃はなぜこの村へ来たの? いったいこの村をどうするつもりなの?」
 机の本棚で羽繕いをしている、金色に輝く鳶の霊鳥…金鵄に話を振ってみる。
「まず一つ目の質問に対する答え。昨日も言ったと思うけど、ヤツはこの国を侵略しに来たんだ。
そこで、拠点として人目につかない、小さなこの村を選んだ。
もう一つの答えは、ヤツは人間を喰らう。基本的にこの村の人間はヤツの食料になると考えていい。
そして、何らかの資質のある人間を妖怪化して、自分の手下にする。」
「何らかの資質…?」
「そう、それは色々なケースがあるね。たとえば霊力が常人より優っているとか、何か深い欲望や怨念を抱いているとか…。」
「おばさんは、どうして妖怪にされたの?」
「あの美咲って女性は、わずかだが常人より霊力が高かった。おそらくそれを狙われたのだと思う。」
「霊力が…?知らなかった…。」
「まぁ、ヤツが付け入る隙があれば、どんな人間でも可能性はあるね。」
「もし…この村が、そして日本が、妖木妃に支配されたら・・・?」
「当然、利用できる人間は妖怪化し手下にされ、それ以外の人間は…」
「人間は…?」

「全て、食い尽くされる。」

「・・・・・・・・・。」
 思わず生唾を飲み込んだ。
現に美咲おばさんは妖怪になり、娘である優里お姉さんですら襲われた。
この村が、日本中が、そんな恐ろしい事になるの?

そうだ!

こうしてはいられない、早く村中の人達にこの事実を知らせ、対抗手段を整えなければ!

いや、ダメだ…。

きっと誰も信じてくれない。
幼い頃から霊感の強いわたしは、色々な体験を村の人達に話した。
でも、全て幻覚や幻聴で片付けられてきた。
今回も、きっと誰も聞く耳を持たないと思う。

やはり、わたしが村を守るしかないのね…。

「ねぇ金鵄、妖木妃はこの村のどの辺りに潜んでいるのかしら?」
「ハッキリとした居場所は特定できない。ヤツは妖力を消し、僕ら霊獣に居場所を突き止められないようにしているからね。
だけど……」
「?」
「ある程度なら仮説を立てられると思うよ。」
「本当!?」
「ああ、先程も言ったけど、ヤツはこの国を侵略しに来ている。だから自分に敵対する者をまず封じるはずだ。この僕を襲ったようにね。」
「敵対する…者?」
「うん、僕のような霊鳥や霊獣、更に日本妖怪。そして…」

「この国で神として奉られている存在!」

「神…?」
「そうさ、この国は多数神派だ。その地…その地に様々な神が存在する。動物や植物…色々な神が存在する。
僕もそういった意味では、神として扱われる事もある。」
「うん…?」
「ヤツにとって、たとえ微弱でもそういった存在は邪魔なんだ。だからまず、その地で神と崇められる者を封じる。」
「つまり…?」
「凛、この村に神社や祠はあるかい?」
「うーん…、祠はわからないけど、神社なら村はずれの森の近くに、小さな神社があるわ。」
「この村を守る神…、その神社を封じている可能性は高いね。」
幸い今日まで休日。探索する時間は十分にある。
「行ってみましょう。次の被害者が出る前に!」

あ…っ!?
そう言えば、今日なにか用事があったような…?
なんだっけ…?
しばらく考えたが、よく思い出せない。
きっと大した用事じゃなかったんだろう。

「お母さん、ちょっと出かけてくるからね。」
 凛は、そう告げると玄関から出て行った。
「はーい、いってらっしゃい。」
 母…【日和(ひより)】が台所から声を返す。

ジリリリリン~ッ

 凛が出かけて5分もしない頃、電話が鳴り出した。
台所から大急ぎで駆けつけ、電話に出る日和。
 電話先は、凛のクラスメート千佳の母親からであった。
「えっ…、千佳ちゃんですか? いえ、うちには来ておりませんが…。朝から姿が見えない? そうですか…。
はい…、はい…、ええ、もしうちへ来たら、すぐにお宅へご連絡させます。はい、失礼いたします。」


 出発してから自転車で約30分、もうそろそろ神社に着く頃。
「どうやら僕らの予想は当たったようだね、おそらくヤツはその神社にいるよ。」
「そんな事がわかるの?」
「生き物の気配が無いんだ。妖木妃が神社を占拠したため、その付近の生物達が皆逃げ出したんだと思う。」
 もし、神社に妖木妃がいれば戦闘になるかも知れない。
凛の心に緊張感が走った。

 神社の鳥居前に自転車を停め、凛は辺りの様子を伺った。
空気が重い。しかも澱んだ雰囲気すら感じられる。
 鳥居をくぐり抜け、ゆっくり先へ進む。
小さな神社だ、ほんの十数メートルも歩けば拝殿にたどり着く。
ここまで誰一人見当たらない。それどころか、金鵄の言うとおり、生き物の気配すら感じられない。
空気も冷たく、まるで真冬のようだ。
拝殿を前に、全神経を集中させる。

いる…

 たしかに、微かだが拝殿の中から邪悪な妖気を感じる。
慎重に拝殿の階段を登り始めると、
「そこにいるのは、誰じゃ?」
 中から、聞き覚えのある悍ましい声がした。

 直ぐ様、拝殿から離れる凛。同時にとてつもない邪悪な波動が立ち込める。
拝殿の奥から現れたのは、禍々しい大きな花の髪飾りを付けた、妖艶な美女。
今、ゆっくりと階段を下り、その姿をあらわにした。
「妖木妃!!」
 凛も、金鵄もその姿を忘れない。
「うん? お前はたしか金鵄。そうか…まだ生きておったのか。」
「たしかに僕はお前に殺されかけた。だが…そこにいる凛のお蔭で、生き延びられる事が出来た。」
「凛…? ほほぅ…そこの小娘が?」
 凛を見下ろすように視線を投げかける。
「なるほど、高い霊力を備えているようじゃのぅ。
で、いったいワシに何用じゃ? まさか戦いに来たというつもりか?」
 妖木妃はそう言って、不敵に笑った。

ブルッ…ブルッ…

体の内から、なんとも言いようのない震えが走る。
森の中で傍観していた時と違い、こうして相まみえてみると、その圧倒的な威圧感が身体を襲う。

「霊装!!」
 凛の全身が一瞬青白く輝く。
瞬く間に戦闘服(ゴスロリ服)を身に付け、手には弓を握っていた。
 戦闘準備をする事で、少しは威圧感に耐える事ができたが、それでも震えは止まらない。

「よ…妖木妃、わたしの質問に答えて! 貴女はこの村で何をするつもりなの?」
「そこにいる金鵄は知っておると思うが、よかろう…教えてやろう。
ワシはこの村を拠点にし、この国を我が物にする。
そしてこの国の人間どもは、妖怪となりワシの配下に収まるか、それとも中国妖怪どもの餌となるか? この二択しか残されないのだ。」
ククク… その笑みが、より一層妖木妃の冷酷さを物語る。

「できれば戦いたくは無かったけど・・・・」
 そう言うと、凛は弓を構えた。
蒼白い光の矢、霊光矢が具現化し妖木妃を狙う。
「貴女を倒さなければ、この村も…この国も地獄になる。」

妖魔狩人 若三毛凛 if 第三話(1)

「射ってみるがよい。」
 不敵な笑みを浮かべ、無防備に佇む妖木妃。
一瞬躊躇した凛だが、気を取り直し弓を射った。

蒼白い光の緒を引きながら、霊光矢は真っ直ぐ妖木妃の胸を目掛けて飛んでいく。
だが、妖木妃に当たる寸前に、まるで金粉が舞うように、霊光矢は消えていった。

!?

凛はすかさず、二発…三発と霊光矢を放つ。
しかし、一発目同様、妖木妃に当たる寸前で消え散ってしまうのだ。

「無駄じゃ。」
 妖木妃の口端が緩む。

「何故だ…、何故、凛の攻撃が当たらないんだ?」
 金鵄は、必死で原因を探ろうとする。
「凛、もう一度矢を射つんだ!」
「わかったわ!」
 金鵄の言葉に、凛は再度霊光矢を放った。
目を皿のようにして、矢を見張る金鵄。
 すると先程まで気がつかなかったが、妖木妃の周りに白い粉のような物が舞っているのが見える。
粉は妖木妃に矢が当たる寸前にまとわりつき、矢を食い尽くすように散らせていく。
「あの粉は…どこから?」
 金鵄は白い粉の出処を探す。
「花だ!あの花の髪飾りから出る粉が、妖木妃を守っている!!」
 金鵄の叫びに、凛は妖木妃の花飾りに目をやった。
たしかによく見ないと判らないが、妖木妃の花飾りから白い粉状の物が吹き出ている。
「よく見破ったな。その通り、ワシの髪飾りは生きており、その花粉はどんな攻撃も防御する。
物理攻撃も、そして…霊力による攻撃も、一切通じはせぬ。」

「それなら、まず花飾りを破壊する。」
 凛は花飾りに狙いを定め、矢を射った。だが…
「無駄じゃと言っておるだろう。」
 花飾りから吹き出す花粉が、霊光矢を蝕み散らしていった。
「金鵄、どうしたらいいの!?」
「ダメだ…、ヤツの言うとおり、僕らの攻撃は一切通用しない…」
「諦めがついたか? ならば、ワシの黒炎弾で焼き焦がれるがいい。」
 そう言う妖木妃の手のひらには、あの黒い炎の塊が。
「死ね。」
 妖木妃が黒炎弾と呼ばれる、炎の塊を放つ。

「きゃぁぁぁぁぁっ!!」
 その威力に吹き飛ばされる凛。

「ほぉ…、人間のくせに高い防御力を備えておるな。」
 妖木妃は更に黒炎弾を連発してきた。
弾幕のように飛び交う黒炎弾の中を数発喰らいながらも、必死でかわす凛と金鵄。
「凛、今の僕らではヤツに勝てない! ここは一旦撤退しよう!!」



どうする!?
①妖木妃をこのまま放っておけない! 凛は最後まで諦めなかった。
②うん、このままじゃ殺される。 凛と金鵄はその場から逃げ出した。

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『-後編-』へ続く。

そのまま、下のスレをご覧ください。

| 妖魔狩人 若三毛凛 if | 10:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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妖魔狩人 若三毛凛 if  第03話「妖木妃との対決!-後編-」

①→

「ダメっ!!」
金鵄の言葉を反射的に返した凛。
 
今ここで妖木妃を倒しておかなければ、村中の…日本中の人間が滅んでしまう…。

凛はそう決心すると、弓を構え妖木妃目掛けて駆け込んでいった。

「くらえっ! 霊光矢!!」

 凛の弓から、先程までより一回り大きな矢が放たれた。
それは、凛の全身全霊を込めた、一本の矢。

「まだ無駄な努力を続けるか。当たりはせぬ。」
 余裕の妖木妃。
先程までと同様に、妖木妃に当たる寸前に矢尻の部分から舞い散るように消えていく。
だが・・・・

「なっ!!?」

 妖木妃が思わず、驚きの声を上げた!
霊光矢は完全には消え散らず、矢柄が妖木妃の頬をかすめていったのだ。

妖木妃の頬から、蒼い血が滴り落ちる。
その血を指で拭うと、ワナワナと全身を震わせた。

「馬鹿な…、生まれてこのかた、ワシに傷をつけた者などおらぬ…。
たかが、たかが人間の小娘が……」
今までに無い鋭い視線が凛を刺す。

はぁ…はぁ…はぁ…

肩で息をし、立っているのもやっとの凛。

「許さぬぞ…、ワシを傷つけた罪、この世から消滅する事で償うがよい!!」
激しい怒りを露わにした妖木妃は、両手を真上にかざした。
 すると、今までの十数倍もの巨大な黒炎弾が。
「消えて無くなれーっ!!」
 凛目掛けて、巨大な黒炎弾が放たれた。

はぁ…はぁ…はぁ…

 凛の瞳に巨大な黒炎弾が映る。しかし、もうかわす力もない。
「わたし…、死ぬの…?」
 その瞬間、大きな鳥の足が凛の両肩を鷲掴みし、空中高く飛び立っていった。

ゴォォォ…
爆煙が吹き荒れ、まるで地震のような振動が轟音と共に大地を揺るがす。

 地は半円球に抉れ、森の樹木も、鳥居も、山道も、数十メートルの広範囲に渡って、そこにあったもの全て消滅させていた。

 危機一髪の凛を救ったのは、数倍もの大きさに変化した金鵄。
「大丈夫かい、凛?」
「金…鵄!?」
「今出せる霊力の全てを使い君を運んでいる。とにかく一旦安全な場所まで行こう」
 そう言いながら飛び去る金鵄と凛の耳に、小さな声が聞こえた。
「こっちへ…。」


 黒煙が晴れた神社で、飛び去る金鵄達を見つめ拳を握り締める妖木妃。
「嫦娥、白陰、銅角…、そこにおるか?」
 その声を待っていたかのように、大きなガマ蛙と白い蛇が姿を現した。
「ここにおります、妖木妃様。」
「銅角はどうした?」
「この村に到着はしておりますが、おそらくどこかで飲み崩れているのでしょう。なにぶん、大酒喰らいの故に、事の重要性がわかっておらぬかと…。」
「まぁ…良い。
ところでワシとした事が怒りに我を見失い、妖力の殆どを放出してしまった。
そこでしばらくの間、眠りにつくとする。その間は、お前達に任せるぞ。」
「かしこまりました。村への侵攻…うち達で進めておきましょう。」
「うむ…」
妖木妃はそう頷くと二匹に背を向けた。
「ところで妖木妃様、どちらでお休みを? ご報告を申し上げる際、なにぶん困る故…。」
 その言葉に妖木妃は静かに笑うと、
「それは言えぬ。ワシの寝首を掻こうと狙っている者がおるからな。」
それだけ言い、霧のように消え去っていった。



 小さな声に導かれ、金鵄達は村とは正反対に位置する、山の麓に降り立った。
金鵄は凛を離すと、身体を元の大きさに戻す。だがその大きさは戦いの前より一回りもふた回りも小さくなっていた。。
「金鵄、前より体が小さく…?」
「僕の持っている霊力の殆どを使い果たしたからね。その影響によるものさ。」
「ごめんなさい、わたしのせいで…」
「凛のせいじゃない、君はよくやったよ。ただ妖木妃の実力を見余った僕のせいだ。」

「お話の途中、よろしいでしょうか?」
 小さな声が再び語りかけてきた。
見ると、木の影から六~七歳くらいの子供の姿が。
「君は日本の妖怪だね。たしか…」
「はい、セコと言います。貴方方を案内するように申しつかりました。」
「案内?」
「はい、こちらです。」
 セコはそう言って歩き始めた。凛と金鵄はその後を追う。
獣道のような樹木の中を歩いていくと、小さな祠が目に入った。
「ここは…?」

「よく来た、若き霊鳥…、そして人間の娘よ。」
 祠の中から年老いた声がする。
「この波動は霊力! 貴方は霊獣ですね!?」
 金鵄が驚きの声を上げた。
「いかにも。某(それがし)は霊獣…麒麟(きりん)。」
「麒麟!?日本…いや、アジアでもトップクラスの霊獣一族!
しかし、その貴方が何故…祠に!?」
「某は妖木妃の動向を追っていたが、奴らに敗れ、逆に封印されたのだ。」
「貴方ほど霊獣ですら、ヤツには勝てなかった…と!?」
「奴と戦ったお主達なら判るであろう、奴には一切の攻撃が通用しない。」
「たしかに…」
「だが、それを壊る方法があるらしい。」
「なんですって!?」
「奴の手下の中に誰かは判らぬが、密かに奴に反逆心を持つ者がいるらしいのだ。
そして、その者が奴の術を壊る方法を知っているらしい。」
「術を壊る方法…」
「おそらくその者もこの国に来ておるだろう。その者を見つけ出し、術を壊る方法を聞き出す、それしか手は無い。」
「解りました。それよりも貴方の封印を解かなければ!」
「それは無駄だ。某は特殊な封印を掛けられている。そして…その鍵は妖木妃の手下、銅角が握っておる。」
「つまり、そいつを倒さなければ封印は解けない…と。」
「そうだ。」
「よし、こうなれば、その銅角なる妖怪か、もしくは妖木妃に敵対している手下が誰か、それらを探すしか無い! 
凛、すぐに手がかりを集めよう!」

「・・・・・・・・」

「凛…?」
 金鵄の問いかけに、凛はうつむいたまま返事を返そうとしない。
「怖いのであろう?」
 麒麟の声が、悟るように問いかけた。
「怖い…? 凛が…?」
「いくら高い霊力を持っていても、所詮は人間。しかもまだ子供だ。
あれ程の戦いをし、しかも死の寸前までいけば、恐怖心を感じるのは当然だ。」
「そうなのか…凛?」

「・・・・・・・・」

「そうか…仕方ないよね。
たしかに君はつい先日まで普通の人間として暮らしていた。
そんな君が、妖怪との戦いに恐怖を感じるのは仕方ない事…。
巻き込んですまなかった。
手がかりは僕一人で探す。君はまた今までの生活に戻るといい。」

妖魔狩人 若三毛凛 if 第三話(2)

「普通の生活ができるの…?」

「えっ!?」

「妖木妃は村を侵略しようとしている。それなのに、普通の生活が出来るの?」

「凛…?」

「馬鹿よね…わたし。
怖がっていても、戦いから逃げ出しても、結果は同じことなのに…。」
 凛は一旦大きく息を吐き、そして力強く金鵄を見つめた。
「やるわ…わたし!
手がかりを見つけ、妖木妃の野望を食い止める!」
「凛っ!!」
「よろしくお願いいたします、ぼく達…日本の妖怪も中国妖怪を追い返したいと思っていますので、出来る限り協力いたします。
ただ…全ての日本妖怪が手助けするとは限りませんが。」
 セコも弱々しくも、そう告げた。
「頑張ろう、この村とこの国を守る為に!」


第4話へつづく。(正規ルート)

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| 妖魔狩人 若三毛凛 if | 09:41 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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第三話 あとがき

第三話 あとがき

 …というわけで、第三話を公開いたしました。
 今回は正規ルートの方に力を入れているため、そちらが長く、バッドエンドは付け足しのような感じを受けられるかもしれません。
 しかも、今回のバッドエンドはある意味で正規ルートともリンクしており、妖木妃がどのようにして人間を妖怪化するか、それを表している回でもあります。
 そういった事もあり、今回は凛のバッドエンドイラストも、シリアスに描いております。
 いつもの、るりょうりにテイストでなく、まとも?なバッドエンドで物足りなかった方もいらっしゃるかも…しれませんが(こっちの方がいいと思った方は遠慮なく言ってくださいw)、ストーリー構成上、この三話までが第一章という事になる為ご了承ください。
 あと補足ですが、バッドエンドで妖木妃が凛の身体を弄ぶ描写がありました。
 アレ、最初はもっと細かい描写で、エロ小説っぽい所まで書いていたのですが、このサイトではエロ描写はしないとサイト案内で書いていたので、変更しました。(^_^;)
 ですが、そういった描写が欲しいという方がおられるのなら、またそれもコメント等でご意見頂けたら、色々考慮してみたいと思っております。

 以後、第二章は凛と妖怪達の戦いをメインとした作風になり、また私自身が本来書きたかった、バッドエンドを中心としていきますw
 予定では第四話は、久しぶりの平面化を使った題材にするつもりですので、少しだけ期待してくださいw
 また、以前頂いたバッドエンドネタは、いずれこの第二章で使わせて頂こうという考えもありますので、こういった事も期待しないでお待ちください(笑)

では、第四話でお会いしましょう。(*^ー゚)b

| 妖魔狩人 若三毛凛 if | 09:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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近況報告&コメントレス

こんばんわ。
一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる~の、るりょうりにです。


今日は、近況をちょっとだけ語ります。

先日の日記でも書きましたが、現在プライベートでイベント中。
上のどっかで聞いたことある歌詞と一緒で、三日で一歩くらいのペースで進んでおります。
今日も、とある申し込みを行ってきたので、今月末にはその結果がでるでしょう。
その結果いかんでは、イベントの約半分クリアに繋がります。
結果いかんですけどね…(^_^;)

まぁ、仮にイベントクリアできても、それは第一章に過ぎず、まだまだ先は長いのですが。
日常では、こんな感じです。


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●ブログ拍手 コメント返答●

久しぶりにブログ拍手でコメント頂きました。
今日は、そのお返事を書かせていただきます。


■流料理人 健山様■ (えっ!? Σ(゚д゚lll))

>「みらくるわーるどエンジェル」のボウリングの話が好きです。
>ああいうのをもっとやって欲しいなーって思いました


ありがとうございます♪

ボウリングの話。
実はコレとレイカ石化でエンがチョン~ってヤツ。
私も我ながら気に入っている作品です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、pixivでも「プウーぺの災難(仮題)」として、公開させてもらってます。

これらを描いていた頃は、ある意味でモチベーション全盛期でした。
アイデアも、描く気力も、満ち溢れるような状態でした。
しかし、今のモチベーションでは、まだあの頃のような作品は描けないと思います。
小説を書いているのは、創作へのモチベーションを回復させる意味もあります。
幸い、昨年…今年初めに比べれば、かなりモチベーションは上がってきております。
そうすれば、またマンガへの復帰も有り得ます。(*^ー゚)b
ですので、もうしばらくお待ちください。

尚、いいネタがあったら遠慮なくコメントください。
まだマンガを描く気力は戻っておりませんが、ネタ次第では、その気になるかもしれません。
自分自身、そのへんに関しては責任持てませんが、あくまで可能性として言わさせてもらいます。
ああいう1~2ページのショートマンガは、私自身また描きたいと思っておりますので。

それと大事な事を一つ!!

なんでお名前が「流料理人 健山」さんなんですか~?(爆)( ^∀^)ゲラゲラ
まるで自演みたいじゃないですかーw
できれば別のHNを記入してくださいw
もし、名前記入したくなければ、無記入でも構いませんのでw

よろしくお願いいたします♪

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では、本日はここまで。

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