2014.06.08 Sun
あとがき
今回も閲覧、ありがとうございます。
さて、『黒紫色の放課後』、いかがでしたでしょうか?
今回、初の本格的(?)ダークファンタジーに挑戦してみました。
まぁ、ダークファンタジーというジャンルは、昔から好きでしたが、なかなか書くネタやキャラがなく、見合わせておりました。
もちろん、妄想や想像を『文章で表現する』というスキルが足りないというのが、本音ですがwww
今でも、人様に自慢できるほどの表現力があるとは、夢にも思っておりません。
ただ、お陰様で『妖魔狩人~』シリーズを多くの人に閲覧していただけるようになったので、本当に『挑戦』という形でやらせていただいた次第です。
さて、前置きは置いておいて・・・
『てんこぶ姫』こと…『八夜葵 都』、ついに主人公として登場です。
都の原型は、言わなくてもご存知とは思いますが、改めて紹介させて頂くと、MT様が書いてくださった『妖魔狩人外伝―魔のものの暗躍―』に登場する、名も無き……大蜘蛛の化身。
それが、都の原型です。
あの話を初めて読ませていただいた時、その世界観の中で、本当に『怪しく光る』キャラだな~と感じました。
それで、なんとかこのキャラを『妖魔狩人~』に登場させたいなーと思うようになり、MT様にコンタクトを取りました。
MT様は、快く承諾してくださったので、調子に乗って、名前……生立ち、デザイン。妄想を膨らませ、一気に考えましたねww
まぁ……、当時MT様は、きっと……
「何考えてるんだ……こいつ!?」
って、思ったことでしょうwwww
そうして出来上がったのが、都というわけです。
すると、そこまで出来上がってきたら、ただの妖魔狩人の敵役では、もったいないな~って気がしてきました。
…かと言って、味方……?っていいうのもおかしい。
じゃあ、彼女の個人的な気まぐれで、中立的にするか? そう考えているうちに、中立? 気まぐれ? なダークヒロインはどうか?
これが、彼女を主人公にする、発想となりました。
後は、人間にとって、有益でもあり……害でもある、ホント……蜘蛛の妖怪に相応しい役どころ。
すなわち、復讐代行というポジションに当てはめました。
まぁ、構想していたから思い出したのか? それとも思い出したから、そういった構想をしたのかわかりませんが、丁度その頃…頭にあったのが、若いころ読んだジャンプマンガ『ブラックエンジェルス』と同時に、同じく若いころ見ていた『必殺仕事人』。
後は、いかに蜘蛛らしい殺害方法をするか? がポイントになりましたね。
余談ですが、俺っちは『蜘蛛が大嫌い』ですwwww
この世の生物の中で、一番キライな生物が、蜘蛛ですww
それに関しては、あるトラウマがあるからなのですが、それはいずれまた・・・・
だから、俺っちにとって蜘蛛は、『大いなる敵』なんですねwwww
しかも、昔暮らしていた家では、アシダカグモという…これまたデカイ蜘蛛が、当たり前のように出没する。
ヤツと出会う度に『死闘』になっていたので、俺っち・・・・結構、蜘蛛の習性とか勉強したんですよwww
だって、大いなる敵だからwww
その御蔭で、蜘蛛らしい動きとか、イメージできました。(頭の中では・・w)
てんこぶ姫、八夜葵 都の名前の由来ですが、九州では蜘蛛の事を『こぶ』と呼ぶ地域があるんですよ。
俺っちが昔暮らしていた『熊本』でも、「こぶ」と呼んでいましたね。
さらに長崎へいくと、「大きい蜘蛛」のことを『てんこぶ』と呼ぶそうです。
そこで、大きい蜘蛛の姫・・・で、てんこぶ姫と決めました。
ちなみに、なぜ『姫』にしたか? それは、MT様の―魔のものの暗躍―の中の都(名無しだがw)が、お嬢様言葉的だったから。
きっと、元は育ちのいいお嬢様だったのかな? そこから、じゃあ…姫と呼ばれていたことにしようww となりました。
八夜葵 都の名の由来は、日本書紀に登場する、土蜘蛛の一族を統括する女党首の名『速来津姫(ハヤキツヒメ)』から取りました。
この速来津姫、美しく「長い黒髪」という女性だったので、見事なまでにイメージピッタリ!
『はやきつ』を、見栄えのいい漢字変換を繰り返したら、『八夜葵都』といい感じにまとまったので、即決まりですww
今回の主役である、香坂 橙。そして敵役のリーダー、深紫 和榮。
第一話の話は何にするか?
いくつか候補がありました。
候補例…他には、「有名劇団に入団したい女の子の話」「コンピューターウィルスのせいで、人生を狂わされた女性の話」「いじめに合っている、女子高生の話」
その中で、一番まとめやすかったのが、今回の話で。
あと、もう一つ余談が混ざりますが、MT様の作品でノベルゲーム『100』というのがあります。
これの主人公、『百合』。
この子にも、べた惚れしておりまして・・・・・ww
そこで、その百合に同期っぽい(あくまで、俺っちのイメージですがw)女性を主役にしたいな~~というのもあり、若い女教師としました。
名前の由来は、単純です。
最後、オレンジ色の布地になるので、だいだい色・・・。漢字で『橙』となり、他の読み方を調べたら『ゆず』とも呼ぶらしいので、そうしましたw
苗字の『香坂』は、モデルとなっている地域で最も多い苗字ベスト10内に『坂本』というのがありました。
だから、最初は『坂本 橙』だったのですが、なんか…もう一捻り欲しくて、『香坂』に変えました。
深紫 和榮は、とにかく…今風の女子高生(悪いイメージでの)というのを、全面に出したかった。
ぶっちゃけ、女子高生とは面識がないので、完全にネットからの情報や、テレビドラマのイメージが強かったかもしれません。
『和榮』という名前は、「不幸になりやすい名前」で検索したら、引っかかった名前なので、そのまま使いましたwww
他の「幸久」「光子」「武雄」も、皆…それに引っかかった名前ですww
苗字の深紫は、黒紫の別の呼び方。
以上が、だいたい…今回の話の経緯です。
うぁ、かなり長くなった・・・・・( ̄□ ̄;
もし、それなりに好評を得ることができたなら・・・
(まぁ、不評でも・・・w)
もう1~2回、続編を書くかもしれません。
それも踏まえて、 ご感想を頂けたら、幸いです!!
では、マジで長くなりましたが、ここまで閲覧頂き、本当にありがとうございました。m(_ _)m
| あとがき | 14:30 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
何考えてるんだ……こいつ!?
とまでは行きませんでしたが、当時の私としたら、名前も付けないくらいの思い入れで、使い捨てヒロイン程度にしか考えていませんでしたけどね。
ブラックでダークで、それでいてスカッとするような、そうでないような。
ハッピーエンドと言えるかもしれないし、言えないかもしれない、深い内容でしたね。
18禁な内容と言い、宿敵の蜘蛛と言い、いろいろ奮闘したんですね、尊敬いたします。
蜘蛛らしい待ちの戦法、糸を使った攻撃、そして消化吸収と、外伝以上に多芸になっていて、感動しました。
オレンジの布はきれいに加工されて、お気に入りの一つになったらいいなと思います。
紫のスーツは、しばらくしまっておいたほうがよろしいかと…。
復讐代行での人助けも素晴らしいですが、妖怪の価値観できまぐれに、つい何の罪もない一般人を餌食にしたりすると、姫のマイペースなかわいさが引き立たれそうですね。
私も、いろいろ創作活動がんばります。
更新お疲れ様でした。
| MT | 2014/06/08 17:52 | URL | ≫ EDIT