2014.02.11 Tue
第十話 あとがき
歳をとって、孤独感を感じる老人たちの気持ちが、わかるようになってきた・・・気がする、いい歳の るりょうりに です。
さて、10話完成しました。
今月半ばから、終わりに掛けて公開予定でしたが、予想以上に早く仕上がりました。
まぁ……、集中力が半端なかった。
我ながら驚きです!ww
今回は優里の生立ち、そして妖魔狩人として妖怪と戦う決意をした理由はなにか?が主軸です。
優里は初期設定の段階から、凛の仲間『白い妖魔狩人』として登場させる予定でした。
そのため、初登場の時から「実は霊力を持っているのでは?」という匂いを醸し出させていたつもりですw
霊力は凛より少々劣るものの、武術・洞察力・統率力、それらは凛より上で、間違いなく戦いの中心になる人物。
それだけに、早く妖魔狩人として登場させたくて、ウズウズしていた節もありますね。
そんな訳で執筆も少々気合が入り、物語が通常の約2倍という長さになってしまいましたw
でも、お陰で正規ルート、BADEND共々、濃い内容になったのではないでしょうか?w
さて、そのBADENDですが。
※ネタバレあります!! 注意。
9話と10話の間で、『人形化』か『カツ丼化』か・・・、どちらがいいか?
ご意見を頂きました。
その節は、本当にありがとうございました。
ご覧になっていただけた通り、『人形化』で書かせていただきました。
今回の敵は、妖怪化したアニメ・フィギュアフェチの青年。
最初、どんな妖怪にするか? 関連する伝記妖怪を色々調べましたが、ピンとくるものが見当たらず、更に『もし、自分が生存していた女の子を人形にしたら、どういった事をするか?』と考えたら、当然妖怪よりも人間の方が思考が近いだろうと言うことで、妖怪化した人間ということに設定しました。
つまり、今回敵役である『春人』の行動は、私の思考に近いと言うことになりますねwww
それだけに、閲覧者様には引いてしまうような場面もあったかもしれません・・・が、たしか『みら!エン』を公開していた頃、 「読者に引かれるくらいが、丁度いい!」という名言(迷言)を言った記憶がありますw
その名言を信じて、「ま…いいか!」的にそのまま公開しましたw
あと今回苦労したのは、イラスト面でした。
まず、着せ替え人形化というコンセプトは決めていましたが、どんな着せ替え人形にするか?
最初のイメージでは、某有名メーカーのジェ○ーでしたw
個人的には、オリジナル着せ替え人形(アニメ等の版権キャラでない人形)の中で、一番可愛く、センスがいいな~と思っていたからです。
実は俺っち、少女フィギュア関係は一つも所持していません。
いや…マジでwww
持っているフィギュアは、仮面ライダー系(昭和)だけなんですよw
だから、今回改めて着せ替えフィギュアというものを調べてみて、「やはりイメージ的にはジェ○ーかな?」と思っていたのですが、よく見るとジェ○ーは肩と脚の付け根以外の関節は綺麗なんですよね。
つまり、関節部分が節目関節とかでなく、人形の内部に針金が入っているので、節目が無くても自在に曲げられるってヤツなんですよ。
まぁ、俺っちが着せ替え人形としてジェ○ーを気に入っている理由の一つでもあるんですが。(肌に節目が無い方が見た目がいい)
でも、絵として描く場合、関節部分に節目等が有ったほうが、ひと目見て「人形ーっ!」ってわかると思うんですよね。
そこで再度、いわゆるアクションフィギュア系の関節を持った着せ替えフィギュアを調べ直してみました。
いやいや・・・・、種類が豊富な事~豊富な事~www
サイズによっても関節部分の形状が違うし、中にはラバー系の肌を気ぐるみのように着せるタイプもあってビックリww
色々見て、「だいたいこんな感じなら、絵にした場合解りやすいかな~?」というのを見つけてみたら、今度はBADENDラストで『人形化した凛がバラバラになる』そんなシーンを書いていた!!
「この手の人形って、バラバラにしたら・・・どういう風になるんだ!?」
手元に人形が無いから、直接確認することもできないww
したがって、再々調べ直し。
色々検索したら、近いタイプのフィギュアの解体方法を載せているサイトが見つかったので、そこで各構造をチェック!!
なんとか、構造(特に関節部分)がわかりましたww
次に、よくご覧になって頂くとわかるかもしれませんが、凛にしても優里にしてもモブにしても、着色を通常より手間暇掛けて行っております。
これは人形化した際、生身の肌と無機質な肌との見分けが付きやすいように、手間を掛けてみました。
肌の質感の違い、なんとなく解ります?
更に、服の描き方にも注意しました。
通常の服は、いつも通りに描いていますが、人形化した時の服はまた少し気を使って描いています。
①ボタンやファスナー等は、大きく描いて着せ替え人形の服らしくすること。(縮小サイズのファスナーって無いでしょw)
②チェック柄やショーツのプリント部分も、大きめにする。(細かすぎる柄の生地も無いはずですから)
③ショーツのクロッチ部分を描かない(着せ替え人形のショーツには、アレ・・・付いていないでしょ?w)
④肌にピッタリフィットさせず、ダボっとした緩めの感じにする。(着せ替えしやすいように、やや大きめに作っていますよね?)
⑤部分的に、生地の質感や厚みを表現。
⑥縫い目がわかるように描いて、人形サイズの服とわかるようにする。
だいたい、こんな点を注意して描きました。
以上の事から、出来上がったイラストは、結構人形っぽいんじゃないかな~と自負しております。
(特に最後のバラバラになった凛)
今回は、色々な意味で楽しめたし、スキルもアップした気がします。
これも、閲覧者様のお陰です!
次回…11話は、以前予告した通り『カツ丼』化をBADENDにしようと思います。
また、mec様から頂いた『独楽』化というのも、いずれ挑戦したいなーと思っております。
そういった件も含め、なんか面白いアイデアやネタがありましたら、教えて頂けると幸いです。
もちろん、BADENDだけでなく正規ルートのアイデアやネタも歓迎です!
では、今後もよろしくお願いいたします。
| あとがき | 12:55 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
お疲れ様でした
お久しぶりです。
恥ずかしながら、当サイトをしばらく拝見しておらず、8話ぐらいまでして見ていなかったのですが、気づけば新作の目白押しでビックリしております。
そして「妖魔狩人」シリーズ一気に読ませて頂きました。
最高に面白かったです!
特に優里さんの登場には驚かされました。大変好きなキャラだったので、こういった形でまた見れて大満足です。
今後どんな目に合うか…想像するだけで、胸躍りますw
今作における人形化については、もう文句のつけようがないです。版権含め、色々な人形化を見てきましたが、本作における人形化がピカイチだと私は思っています。
肌の質感や、人形独特の瞳など雰囲気もさることながら、衣類の細かな描かれ方は素直に凄いなと感じました。
人形化は、他変化と違って形状も見た目も変化が少ないので、表現が難しい変化ですが、それを見事に表現されたと思います。
私も人形化は、ジェ○ー系が理想形だったので、本作のような形で見れて大変うれしかったです。
気をつけの姿勢が、より人形らしさをアピールしてますし。
長文になってしまいましたが、お疲れ様でした。
これほどの作品を10話まで成し遂げられている健さんは本当に尊敬します!
アイディアも募集されているということで、私ごときの妄想で宜しければ、いつかコメントさせて頂きたいなと思っています。
お忙しいとは思いますが、今後とも続編を楽しみにしていますので!
| トキ | 2014/02/15 14:16 | URL | ≫ EDIT