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自己満足の果てに・・・

オリジナルマンガや小説による、形状変化(食品化・平面化など)やソフトカニバリズムを主とした、創作サイトです。

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STG17 天女戦士ミオ登場(3)

こんばんわ、るりょうりにです♪

冬らしくなりましたね。
お体は、お変わりありませんか?
そして、本年もあと少しです。
残る日々、どれだけ忙しくなるか?
わかりませんが、少しでも更新できたら…と思っております。

さて、今回も小説版 みら!エン第3話となりますが、まぁ…小説だとどうなんでしょう?
この辺の皆さんからの詳しいご感想、ご意見は「天女戦士ミオ登場」が一通り終えたらお聞きしたいなーと思っております。
ですから、よろしければ…今回もご覧になっていただけたら、大変嬉しく思います(^^

そうそう、どうでもいい話ですが、タバコを止めてから…約1ヶ月半経ちました。
だいぶ、タバコ欲しさは無くなりましたが、なんか…ギャグが思い浮かばないという…変な後遺症(?)が。
うむ、まだ…タバコ無し生活に完全に馴染んでいないせいか?
それとも、タバコからギャグを吸収していたのか?(アホナw)
どちらにしろ、創作に…ちょっと影響有りと言ったところです。


では、今回もよろしくお願いいたします。
また、ご感想…励みになりますので、よろしければお願いいたします。


状態変化:ミオ・絵画化有り。

状態変化イラスト・一部バトルシーンマンガ添付


みら!エン 第三話

STG17 天女戦士ミオ登場(3)



「どういう事なのよぉ、ミオ?」
先を走るミオの後を追いながら訊ねるニコ。
「つまり情報を集めているのでなく、集めるフリをしながら登録した一部の利用者に逆情報を与え、自在におびき寄せて襲っていたとしたら?」
「それって、罠を張って待ち伏せていた・・という事?」
「そう。だから被害場所も、動機も特定しづらかったというわけ。」
「じゃぁ…、やっぱりこの事件は、人間の仕業によるものって事かなぁ?」
「嫌な予感がするんだよね。
人間の仕業なら、ここまで犯行を犯していながら、全然証拠を残さないでいられるかな?」

ミオの表情は、いつになく険しかった。

そう話しながら走っているうちに、昼間セイナから聞いた…潰れた中華レストランが見えてきた。
そして…その店の前にいるのは?
「水無月先輩っ!?」
「あ…っ、ミオちゃん!?」
セイナが中華レストランの元入り口だった場所に立っていた。
元々、この近辺は人通りが少なく、レストランに限らず何の商売をやっても当たりそうにない場所だ。
今も人影もなく、ただ一人セイナが立っているだけだ。
「先輩一人だけですか?」
「ううん…、昴ちゃんと…弥生ちゃんの二人が店の中に入ってるのよ。」
店は閉店している。シャッターも閉じてあり、外からは中が見えない。
「先輩は、なんでここに一人で待っているんです? 一緒に入らなかったのですか?」
ミオは不思議そうに訊ねた。
「入らなかったんじゃないの。入れなかった…のよ、私は。」
そう答えるセイナの顔は、いつものような無邪気な明るさが無い。
普段見ることのないような真剣な表情で、しかも何かに気づいているようだ。
「なにしろ・・・魔力けっ…か…」
セイナは独り言のように呟いた。
「え…っ!?」
魔力けっか・・・? 耳を疑うように、思わずミオは問い返した。
「あ…、なんでもないの。とにかく~、何でだろうね? 足が竦んじゃったのかな…。
私は何故だか…入れないのよーっ」

セイナは我に返ったように、いつものおどけた口調でそう答えた。
「ボク…中に入ってみます。」
ミオはそう言って、入り口の扉を開こうとした。

ビリビリビリ・・・!!

―!!?―
ノブを握った瞬間、電流のようなものが全身を走った。
『なるほど…そういう事なのねぇ』
ブレザーの中に隠れていたニコが、ミオの耳元でそっと囁いた。
『魔力結界。
設定された以上の魔力ランクがないと、立ち入れないようにしているんだよぉ』

「魔力ランク?」
『うん、魔力レベルって言ってもいいかもぉ。
一口に魔力っていっても、使い手によって当然…強い弱いがあるのよぉ。
その強さを判別しやすいように、ランク別に分類しているの。』

「つまり…魔力の強い人はAランク。それ以下はB…C…とかいう感じで?」
『ズバリ、その通り!! 普通はAからF位までに分類されるけどねぇ』
「へぇ…、今まで知らなかった。…で、ボクは今どれ位なの?」
興味津々でミオは訊ねる。
『今のミオなら、DからCに成りかけってところかなぁ? 
この間の蛾の妖魔との戦いで、結構ランクアップしたみたいだからぁ』

「それでも…まだCに成りかけ!?」
思いっきり不満そうな表情のミオ。
『不満そうに言っているけど、Cなら相当なものなんだよぉ。
例えば、吸血鬼や獣人(人狼など)とかの真祖(感染者でなくオリジナル)ですら、Cランクなんだから。
それに、魔界から人間界にやって来れる魔族は、最大でCランクだしぃ』

「そうなの?」
『うん、詳しいことは…また今度話すけどぉ』
つい、話が長引いたと言わんばかりに、ニコは話を中断した。
「…だね。今大事なのは、この魔力結界で閉ざされている店の中に入ること。」
ミオはそう言うと、再び入り口のノブに手をかけた。
『こういう術が使えるとなると…相手は高等な魔導師。
もしくは、魔族の可能性が高いよぉ。
そして…この結界の魔力からするとぉ、ランクC以上なら中に入れるかもぉ!』

「つまり、今のボクなら…ギリギリ入れるか? 入れないか? ってトコだね!」
再び電流のようなものが、ミオの全身に流れる。
先ほどとは違い、今度は…全身全霊の魔力を、ノブを握っている腕に集中させた。

バチッ! バチッ! バチッ!

一瞬火花のようなものが散ったが、ミオの身体に流れる電流のようなものが止まった。
ゆっくりとノブを回し、扉を開けるミオ。
ニコと共に頷くと、静かに店の中へ入っていった。
「ミオちゃ…ん…、どうし…て…?」
事の顛末を眺めていたセイナは、しばらく呆然と立ち尽くしていたが、思い出したように自らも入り口のノブに手をかけた。

ビリビリビリッ!!

「キャッ!!」
激しい電流が全身を流れ、セイナは手を離した。
痺れる両手を眺めながら…
「ミオちゃん、ミオちゃんって…もしかして?」
そう呟いていた。

静かに店の中へ入ったミオ。
すぐ脇にあるレジカウンターに身を隠しながら、内部の様子を見てみる。
元はホールだったこの広い空間も、テーブルや椅子を片付けてあり、ガランとしている。
―んっ!?―
ホールの奥の方で、金色に輝くマンホールの蓋のような物を掲げて喜んでいる痩せた女が一人。
いや、良く見ると…それはマンホールの蓋ではない。
人の顔・・・?
いえ・・少女・・・?
ボクと同じくらいの歳の女の子の顔がある・・・。
「どう…? 私の新しいコレクション。メダル少女の昴ちゃんですわ♪」
痩せた女・・・ミンスーは、少し離れた場所で腕を組んだまま、壁に寄りかかっている…もう一人の女に話しかけた。
話しかけられた褐色の肌に整ったスタイルの女は、ゆっくり口を開く。
「フン…、発想は面白いけど、メダル化した娘自身に興味が無いわね。
先日の娘達同様…いい匂いがしないのよ。」

「貴女たしか、シグーネとかいう…お名前でしたわね。
この娘も、先日までの娘も生娘らしい、いい匂いをしているではありませんか。
何が気に入りませんの?
それとも…、ああいう風に調理をしないと駄目ですか?」

ミンスーは不思議そうに首を傾げると、チラリと厨房へ目を向けた。

―調理・・・・?―
ミオはレジカウンター隠れたまま、少し身を乗り出し厨房を覗き込む。
―!? …な…なんなのよ…アレ!?…―
厨房の中では、太った女…パンスが、皿に盛られた巨大なハムカツを前に涎を垂らしながら喜んでいる姿が見える。
そのハムカツは、まるで人のような大きさ。
厚さはたしかにハムのように薄い。
しかし、頭部らしきもの…胴体らしき部分、両手…両足。
どう見ても、ペチャンコになった人間をパン粉を塗して揚げたような物だ。

―ちょ…ちょ…! まさか…アレも水無月先輩の友達っ…!?―

一気に青ざめるミオ。
シグーネと呼ばれた女もミンスーの言葉で厨房を覗いていたが、その表情はすっかり冷めている。
「そういう…匂いじゃないのよ。」
「!?」
「アタシが求めている匂いは、もっと…
正義感、勇気、闘志、そして純粋で…清らかな慈愛の心を具現化したような匂い。
あんな、どこにでもいる…自己中心的な小娘が発する、安っぽい匂いじゃないのよ」

金色に輝く瞳をもつ…シグーネと呼ばれる女。
だが、やはり…その瞳はすっかり冷めているように見える。
「訳のわからない事を言う女性(かた)ですね…貴女は。」
ミンスーは呆れたように、メダル化した昴を抱きしめていた。

(たす…け…)

ミオの耳に、メダルから…微かだが声が聞こえた。
―あの娘…まだ、生きている!?
もしかしたら…あっちのハムカツ化している女の子も?
そうだとしたら、すぐに助けなきゃ!!―

そう思った瞬間、ミオは一気に身を乗り出そうとした。
「ちょ…ちょ…ちょっと、待ってよぉ!
ハッキリ言うよぉ。あの3人の女…あれは、魔族の女達だよぉ!!」

慌ててニコが前に立ちふさがり、ミオを止めた。
「魔族?」
「そう、天界から来たミオとは、正反対の魔界から来た種族。
そして、あの3人の魔力ランクは…全員Cランク。
つまり、1対1で戦っても…ミオと互角以上の魔力の持ち主。
今までの妖魔や妖怪を相手にするようにはいかないのよぉ!!」

「だから、どうしろっていうの?」
「ここは一旦引いて、作戦を立ててから出直したほうがいいよぉ」

ハムカツにされた弥生…。
メダルにされた昴…。
ミオは、二人を再度ゆっくり見つめなおすと
「そんな…悠長な事は言ってられないよ。今…ここで助けなければ、あの人たちは間違いなく、助からない!」
そう言って、立ち上がり…カウンターから姿を見せた。
そして・・・・

「その人達を元に戻して解放しなさいっ!!」
そう叫ぶと、手にしていた竹刀を構え、臨戦態勢に入る。
「あら? どうやってここに入ったのかしら?
普通の人間では入れないように結界を張っておいたのに…?」

ミンスーが不敵な笑みを浮かべながら問いかける。
「ボクは天女族の神楽ミオ! キミ達の結界はボクには通用しないよ!」
『そんな…強がり言ってぇ、ギリギリ…やっと入れたんじゃないのぉ!』
ニコが小さな声で突っ込んだ。もっとも…当のミオには聞こえていないようだが。
「天女族…!?」
厨房から、1オクターブ高くなった声でパンスが叫ぶ。
「天女族って言ったら、食べたら不老不死になるって噂じゃないっ!!
ミンスー、悪いけど…その天女の娘、アタシが頂くよぉっ!!」

パンスはそう叫ぶと、その丸い巨体をボールのように弾ませながら、厨房から飛び出してきた。
「ニハハハハハッ!!」
パンスは弾みながら、無差別に壁やテーブルを踏み潰していく。
「ソニックエッジ!!」
ミオが、風属性魔法…真空の刃を放った。
偶然にも、パンスはソレをかわした。
かわされた魔法は、そのまま壁を引き裂く。
「ミオ、むやみに飛び魔法は不味いよぉ! ハムカツ化した女の子やメダル化した女の子に当たる可能性があるぅ!」
ニコが慌てて叫んだ!
―だったら…!!―
ミオは手にした竹刀を撫でるように魔法をかけた。
竹刀に目には見えないが、真空の渦が纏わりつく。
その竹刀を構え、飛び跳ねるパンスに間合いを詰めると、一気に振り下ろした。

シュパァァァァッ!!

パンスの身体の一部から、鮮血が飛び出す。
「へぇーっ、本来…直接放って攻撃する真空魔法を、間接魔法のように竹刀に纏わりつかせ…魔法剣のように、武器を強化する。
なかなかやるじゃないの…あの娘♪」

さっきまで、無表情で冷め切っていたシグーネがニヤリと微笑んだ。

「ニヒヒ…、食べてやる…。絶対に食べてやるよ…天女族。」
噴出す血を手で押さえながら、パンスの目はそれでも爛々と輝いている。

気を緩ませず、再度竹刀を構えるミオ。
パンスは先ほど同様、ビョンビョンと身体を弾ませると、一直線にミオに向かって飛び掛る。
半歩身体をずらして避ける。
剣道でいう、見切りという高等防御術だ。

「クン…クン…♪
いいわ…いいわよ…あの娘。自分よりもややレベルの高い相手なのに、勇気・闘志・そして冷静さ。全てを活かして互角以上に戦えそうじゃないの♪」

鼻を膨らませながら、やや身を乗り出して戦う二人を見つめるシグーネ。

ミオは、そのまま身体を反転させ、竹刀を振り上げる。
そして竹刀を振り下ろそうとした瞬間、背後からミンスーが飛び掛る。
そして…手にしていた粉をミオに振りかけた!
―!?―
両手…両足から力が抜けていく感覚が走る。
「こ…これは…!?」
ためらうミオに、ミンスーが再度粉を振り掛ける。
「えええっ!?」
ミオは腰を抜かすように、そのまま崩れてしまった。
「どうかしら? フニャフニャパウダーの効き目は?」
そう、ミンスーがミオに振りかけたのは、弥生や昴に使った…あの粉。
全身を捏ねた小麦粉状にしてしまう、フニャフニャパウダーだ。
「ニヒヒ…。ナイスフォローだよ…ミンスー。
そのままペチャンコにして、お前もハムカツにして食べてやるよ」


ミオ登場07


パンスは、そう言って弾み上がると、ミオ目掛けて落下してくる。
パンスの巨体が、ミオの目の前に・・・・!
「サンダーブレイクッ!!!」
そこへ、ミオの指先から放たれた電撃が、パンスに直撃した。

バリバリバリッ!!

全身から煙を噴出し、転がり落ちるパンス。
一目でわかる、即死だ。
「いいわ~~っ♪
最後まで諦めない心が生んだ…逆転劇。
うん、いい匂いよ~っ、あの娘。」

もう…シグーネの表情は歪みっぱなしだ。

「まさか、その身体でパンスを倒してしまうとは…。
恐れ入りましたわ。」

ミンスーが呆れ顔でパンスの死体を眺めている。
「キミもそうなりたくなかったら、女の子達を元に戻して…魔界に帰りなさい」
倒れたままの姿勢だが、いつでも魔法を放てるように指差し、力強く問い詰めるミオ。
「パンスじゃないですけど、たしかにいいですわね…貴女。」
ミンスーは両手を軽くあげ、まるで降参でも示すように振り返った。
「どうかしら?
もし…貴女が私のコレクションになってくだされば、他の娘は解放いたしますわ」

ミンスーはそう言って微笑む。
「ボクがキミのコレクションに・・・?」
「そう、メダル…いえ、絵画がいいですわね。
その勇敢な姿を絵画にして…飾ってみたいですわ♪」

「冗談じゃないよ。つまらない事を言っていないで…早く二人を元に戻して。
さもないと・・・・」

「さもないと、私にもパンスのように攻撃いたします?」
ミンスーはニヤリと笑った。そして右腕を真横にあげると
「断っておきますが、元々魔力ランクはほぼ互角。
でも…今の貴女はフニャフニャパウダーで起き上がる事もできず、せいぜい転がって魔法を放つのが精一杯。
そんな状態で、本気で私に勝てると思っていらっしゃるの?」

そこまで言うと、真横にあげた右腕を一気に数メートル先へ伸ばした。
鋭い刃物のような爪が、壁を貫く。
「おわかり? 貴女も倒して…全員コレクションにする事も可能なのですよ。」
腕を戻し、その爪先をペロリと舐めた。

―・・・・・・・―
無言であたりを見渡すミオ。シグーネとも目が合う。
「わかった…ボクを好きなようにしていいよ。
ただし、二人は元に戻して…開放してもらうよ。」

ミオは妥協したように、呟いた。
「うふ…っ いい子ですわ♪」
そう言ってミオを抱えあげると、Fサイズ25号(803x652mm)くらいのキャンバスの上に仰向けで寝かしつけた。
そして、刷毛でミオの身体に赤い液状の薬品を塗り始める。
するとどうしたことか、ミオの身体が縮小し始めた。
ドンドン縮小し、約半分くらいの大きさになった頃…再度ミオの身体に青い液状の薬品を塗りつける。
ミオの縮小はそこで止まったが、今度は身体がキャンバスに染み込むように、溶け込んでいく。
それはミオの形をした液体が、キャンバスという布地に吸い込まれていく・・・
そういう風にも見える。
10分もすると、キャンバスとミオは、完全に一体化していた。

そう…それはどう見ても、白いキャンバスにミオの全身像を描き込んだ…絵画。
水彩画とも油絵とも、どちらでもなく…まるで人物写真のような。
だが…不思議な事に、その絵は生きている。
なぜならば・・・絵の中でミオは、瞬きをしたり…驚いたりしている。
そして、今まで白かったキャンバスが、朱色に滲むように変化していた。
「どうかしら…? 私の最高のコレクションのひとつ。 生きている少女絵画。
キャンバスという世界に完全に閉じ込め、永遠に歳も取らず…死ぬ事もなく、絵として生きていくのよ。」

実際に【絵】になってしまっているミオ自身は、どんな感じなのか?
それは、今では朱色になっているが、つい先程まで真っ白で上も下も無い無重力の世界に連れ込まれ、目の前にキャンバスと同じサイズの外の世界が見える。
そんな感じだ。
「キャンバスの色の変化は、貴女の感情を色で表現しておりますの。
朱色になったというのは、貴女の心の中で…まだ私に対する戦闘意欲が残っている事を現していることですね。
そう…絵全体が生きているのですよ。こんな芸術…他には無いでしょう♪」

恍惚とした表情のミンスー。
今にも、絵画となったミオに…頬ずりする勢いだ。
「さぁ…こんな素晴らしい芸術、野晒しにはできないですわね。
埃が被らないうちに、額縁に保管しなくては。」

ミンスーはそう言って、ホールを出て従業員休憩室へ向かっていった。
おそらくその部屋に、額や他の道具などを置いてあるのだろう。

「どうしてミンスーの言う事を素直に聞いて、絵画になったりしたんだい?
まだ…戦う意欲は残っていただろう?」

腕を組み壁に寄りかかったままのシグーネが訊ねてきた。
「ボクにとっての優先は、アイツと戦い…倒す事じゃない。ハムカツやメダルにされた人を助け出す事。」
アハハハハハハハハッ!
アンタ、あの女がそんな約束を守ると、本気で信じているのかい?
ミンスーは、アンタも他の娘も魔界に持ち帰るよ…絶対に。」

シグーネは大声で笑い出すと、呆れた口調で話した。
「…そうかもしれない。
でも、嘘か本当か…? 信じてみないとわからないじゃん。」

そう言ってミオはニッコリ微笑んだ。
「それに・・・・」
「…?」
「それに、キミがいたから・・・」
ミオの視線が真直ぐ…シグーネに向いた。
「キミ・・・? て、アタシの事かいっ!?」
鳩が豆鉄砲を食らった。まさにそんな表情のシグーネ。
「うん。
キミも人間にとって悪い魔族なのかも知れないけど、でも…なんか孤高感があるっていうか…
自分の誇りに賭けて、どんな小さな約束でも守ってくれそうな…。
さっき、目が合った時…そんな気がした。
だから、信じられたのかもしれない。」

微笑みながら話すミオ。キャンバスの色は淡く優しい桃色になっていた。
「知りもしない…、しかも魔族相手に、身体と命を賭けて信じたっていうの?
天女でも人間でも…初めてみたよ、こんな最高のバカ娘。」

シグーネの表情は、完全に呆れている。
…が、口元だけは、嬉しそうに微笑んでいる。

そうこう言っているうちに、ミンスーが大きな額縁を持って戻ってきた。
そして丁寧に絵画となったミオを額に収めていく。
「うふ、やっぱり生きた少女絵は、いいですわね~♪」
額に入ったミオを眺め、ミンスーは喜んでいる。
「なんか、こう…気分がいいと、お腹も空いてきますね。
そうだわ、パンスが作ったハムカツがありましたね。アレを頂きましょう。」

ミンスーは額に入ったミオを壁に立てかけると、厨房を見つめた。

ミオ登場06


「ま…待ちなよ!」
同時にミオが叫び声をあげる。
「ボクを絵にしたら、二人とも元に戻して開放する約束だよ。早く戻してよ!」
「ウフフ…。
約束っていうのは、対等の立場の者同士が行なうもの。
絵画になって、手も足も出ない貴女に守ってさしあげる約束なんかないわ♪」

ミンスーは完全にミオを見下しながら話す。

「守ってやりなよ。」

―!?―
「!?」
突然の言葉に、ミオもミンスーも驚いて振り向いた。
なぜならば、その言葉はシグーネから発せられたものだからだ。
「同じ魔族として…情けないんだよ。約束も守れないなんて…小悪党っぽくてね。」
冷め切った軽蔑の表情でミンスーを見つめるシグーネ。
「シグーネ…、貴女は人間界に来るのは初めてですから知らないでしょうけど、人間ごとき下等生物を対等に扱うことの方が、魔族として恥ずかしい事なのですよ。」
ミンスーは、そう言いながらシグーネを睨み返す。
「そして…貴女もよく存じているとは思いますが、魔界では強さが全て。
弱者には意見すらいう資格も無いのです。
ちなみに私は魔界に帰れば、100人の部下を持つ身。
本来…貴女ごときが対等に口を聞ける立場ではないのですよ。
この死んでしまったブタのような魔族もね。」

ミンスーはそう言って、パンスの死体を踏みつけた。
(このタコ…。)
シグーネの表情に明らかに不機嫌さがみえる。
「足をどけなよっ!!」
「!?」
ミオと一体化しているキャンバスが、燃えるように真っ赤になっている。
「約束も守れない・・・・
それどころか、死んでしまった仲間を足蹴にするなんて・・・・
キミは、いったい何様のつもりなんだよっ!!」


バリバリバリッ!!

電撃がミンスーの脇を通り抜けていった。
「な・・・な・・なぜ・・・!?」
見ると、絵画となったミオの右腕が、キャンバスを飛び出している。
その人差し指は明らかにミンスーを向いていた。
「なぜ…魔法を…、いえ…どうして…腕が!?」
ミンスーの表情から血の気が抜けた。
驚くべきことはそれだけではなかった。

バリン! 

額のガラスが砕き割れていくたびに、左腕…右足、左足、そして…頭部。
ミオがキャンバスから抜け出てくる。
「この娘に塗った薬は、封印の魔法と同じ効果があるのですよ…
どうして、抜け出る事ができるの…?」

「その封印の魔法より上回る魔力を、あの娘が発揮しているからじゃない。
簡単な理由よ。」

シグーネがニヤつきながら答える。
―今現時点での…この娘の魔力は、Cの上…いえ…B。下手をすればAに近いランクかも―
シグーネは、キャンバスから抜け出そうとしているミオを力を推測する。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
キャンバスから完全に抜け出たミオ。
「な…なんですの…、この天女族の娘は!?」
震えながら一歩、二歩後退するミンスー。
そして、メダル化した昴を小脇に抱えると、一目散に外へ飛び出して行った。
ドタッ!!
すぐに追いかけようとしたミオだが、そのまま崩れるように倒れてしまう。
「ま…待て…っ!」
目の前が暗くなり、意識が遠くなっていく。


中華レストラン外 入り口前


「バケモノですか…あの天女は…?」
外に逃げ出したミンスーは、振り返りながら呟いた。
「感情の起伏によって一時的に魔力が高まる。 珍しいけど…たまに見るタイプよ♪」
ゆっくりと歩きながら、現れるシグーネ。
「でも、その感情の高ぶりの理由が、自分の事でなく…他人の為にだなんて、たとえ人間だろうが…天女だろうが、そっちの方が珍しいわ♪」
その表情は、やけにご機嫌だ。
「だから…何だと言うのですか? とにかく私は一旦魔界へ戻りますわ!」
ミンスーはそのまま立ち去ろうとした。
「あ~っ、帰るのは構わないけど、そのメダルの女の子は置いていってもらえる?
あのミオって天女に、魔族が卑怯で小悪党な種族と思われるのは、嫌なのよね。」

「誰に向かって…そんな口を聞いているのかしら?
先程も言いましたけど、私は魔界では100人の部下を持っているのですよ。
貴女が魔界へ戻った時、その恐ろしさを身を持って教えてあげましょうか?」

そう言いながら、蛇のような目でシグーネを睨みつけた。
「へぇー、それは…それで面白そうだね。それじゃ…アタシが魔界に戻った時は、迎えに来てよ。
そうそう、予め言っておくけど…シグーネって名前はセカンドネームでね。
これだけじゃ魔界では通じないから、一応フルネームを教えておくわ。」

「…?」

「アタシのフルネームは、ノーストル=シグーネ=アスタロト。」

―ギクッ!?―

ミンスーの身体に一瞬、旋律のような震えが走った。
「ア…アスタロト・・・。
ば…ばかな…、アスタロトと言えば…魔界の四大魔王・・・・・・」

「100人でも…200人でも、連れてきていいからね♪」
シグーネがそう言ってニヤリと笑う。
「な…何を仰ってるの…。
敵うはずが…100人連れて行こうが、200人連れて行こうが…、敵うはずがない…」

ミンスーは、ガタガタと震えている。
焦点を失って、遠くを見つめたままの瞳。
血の気の失せた…その表情は、完全に戦意を失っていた。
そして…脇に抱えていたメダルを、その場にポトリと落とした。


つづく

| VSシグーネ編 | 22:59 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ミオ強すぎ!こんなに強いなんて想像してませんでした。やっぱりシグーネに遊ばれてるイメージが強いせいですかね。魔界の四大魔王は他の三人がとても気になります。それでは弾劾凰でした。

| 弾劾凰 | 2007/12/10 11:55 | URL | ≫ EDIT

スクランブル~ダ~ッシュ♪

ぉぉ、ミオが!なんか強そうに(ぉw
サンダーブレークと言ったらグレート…もとい、大空の勇者が思い浮かびましたwまさに一撃必殺♪
ダブルサンダーブレークとかしないかなぁ…(コラ

絵画化もなかなか良いなぁ
こう…飛び出してきそうなポーズとかなんとも♪
実際に、飛び出してきちゃったけどw

パンスーとミンスーは結局、酷く噛ませ犬でしたね
パンスーは前述のサンダーブレークで一撃。ミンスーはシグーネにある意味ボロ負け
(ノ∀`;)アチャー…

そしてシグーネが意外にお偉い人と判明!
アスタロトって事は、他にもハエさんや海竜さんがいるのか!?
期待して待ってます♪

| 究極のD | 2007/12/11 01:05 | URL | ≫ EDIT

まさかジャンボーグAにミラーマンが出ていたなんて・・・

まあ上のやつは・・・覚えといてください(笑)


ミオってランク低いな、と思ったらそれでも強いランクなんですね。じゃあシグーネ様の強さは・・・考えるだけでコワイなあ。

出た~!某偉大な勇者からパクった(えっ)必殺パワー、サンダーブレークだー!!
あの状況で相手に一撃を与えるとは、いつもシグーネ様に遊ばれてるとは思えない強さ!
じゃあ次はグレートタイフーンですね(笑)
あと大雪山おろし(もうええわ!)

ミオって相手が年上だろうがキミと呼ぶのね。

ミオの言う通りシグーネ様って他の魔族とはなんか違いますよね。悪なんだけど、ちょっと違う。というかシグーネ様って最初からミオを倒そうなんて考えていないのかも。


ミオはCランクの魔族。ただ、感情により魔力が膨れ上がる。ドラゴンボールと同じ感じですね。

魔界では通じないシグーネ様の二つ名。二つ名というとどうしてもラピュタを連想してしまいます。


シグーネ様が魔王の一人だったとは。どうりでスゴイわけだ。
じゃあレイカたんに液体にされることもなく、またボンベーマンも一人で倒せたのでは?
笑顔ってとこが恐ろしさを強調させていていいですね。
弾劾凰さんと同じく他の魔王が気になります。
まさか流香たんとバジルたん?(んなバカな)



| テンプラー星人 | 2007/12/11 16:25 | URL | ≫ EDIT

コメントありがとうございます♪

■弾劾凰様■

>ミオ強すぎ!こんなに強いなんて想像してませんでした。
>やっぱりシグーネに遊ばれてるイメージが強いせいですかね。

ハハハハハハ♪
ミオは、マトモなバトルファンタジーマンガの主人公であれば、コレくらいの強さを持っているんですw
まぁ…魔力ランクCの下ですから、オンラインRPGゲームでのレベルを目安にすれば、50~60くらいですね。
ですから、そこそこ強いんです。
ただ、この【みら!エン】というマンガ(作品)が、本来…どれだけミオをモノ扱いするか?
そういうものでしたから、全然強く見えなかったんですw
>魔界の四大魔王は他の三人がとても気になります。
【アスタロト】という魔王は、実在(?)しております。
ファンタジー系の悪魔辞典等をご覧になっていただければ、殆どと言っていいほど、その名は登場いたします。
また、ググっても引っかかりますよw
で、シグーネがその魔王アスタロトその者かというと、それはまだ…公にはできません。
ただ、そのアスタロトとの関連はあります。(設定上w)
他の魔王は、魔界の四大実力者とも呼ばれ…、究極のDさんが仰るハエさん(蠅の王と呼ばれるベルゼブブ)など、これもアスタロト同様…悪魔辞典で見ることができます。
うわぁ、すげーぇ…マジレスだw

■究極のD様■

>ぉぉ、ミオが!なんか強そうに(ぉw
だから、ホントは…それなりに強いんですw
>サンダーブレークと言ったらグレート…もとい、
ええ、以前もパクリを指摘されましたが、ハイ…たしかに偉大な魔人の技をパクっておりますw
>絵画化もなかなか良いなぁ
以前、どなたかが提案してくれたネタでもあるのですが、一度はやってみたいと思っておりました。
しかし、幻のイラストでやったような、平面化した状態でパネルに挟むというわけにはいかず、どういう風に絵にするか?
また、どのような表現…特性にするか?
やってみると結構悩みましたね。
ぶっちゃけ、ちょっと上手く表現できているのか?
不安ではあります。
>パンスーとミンスーは結局、酷く噛ませ犬でしたね
orz
いやいやw
今回の目的の一つである、ミオの本当の強さを表現すること。
そして、シグーネとの出会いの謎。
これらをするのに、どうしても雑魚扱いになってしまいました。(^^A
でも、ランクCの上というのは、本当は結構強く、人間界に来る事のできる魔族としては、かなり強いほうなんですよ。
(あくまでも、実体として来る部類としてw)
>アスタロトって事は、他にもハエさんや海竜さんがいるのか!?
さすが…Dさん!
はい、たしかに魔界に存在しております(爆
ただ、他の魔王様方々が登場するか? というと…それは未定ですw
でも、まだ先の話ですが、最終章あたりでは…魔王などを含めた物語にしていきたいと思ってはおります。

■テンプラー星人様■

>まさかジャンボーグAにミラーマンが出ていたなんて・・・
おぃおぃ…どこにでも出没してないか!?w
見てみたいなw

>ミオってランク低いな、と思ったらそれでも強いランクなんですね。
ええ、実は割りと強い方だったんですよw
まぁ、幼いころから戦う訓練をしていたし、実際…他のメンバーと出会うまで、一人(+一匹?w)で妖魔や妖怪相手に戦っていたわけですので。
ただ、弾劾凰さんのレスにも書きましたが、このマンガ自体…ミオをイヂメて楽しもう~♪っていうギャグマンガでしたので、全然そう見えなかったわけなんですw
>じゃあ次はグレートタイフーンですね(笑)
いちお…トルネードショットという…似たような魔法はあります(爆
>ミオって相手が年上だろうがキミと呼ぶのね。
言われてみれば…たしかに(爆
礼儀を知らないヤツですね!
小一時間程、説教してやってくださいw
>というかシグーネ様って最初からミオを倒そうなんて考えていないのかも。
さすが、いい読みです!
次回の話で、その辺も明らかになります♪
>ただ、感情により魔力が膨れ上がる。ドラゴンボールと同じ感じですね。
この手の主人公では、お約束です!
>じゃあレイカたんに液体にされることもなく、またボンベーマンも一人で倒せたのでは?
やはり…この辺を突っ込んできましたか。w
以前、シグーネは本来の戦闘力を発揮できれば、一人でラビス一味を全滅させるくらいの実力はあると書いた事があります。
これは、どういうことかと言うと、詳しい設定はまた後日公開したいと思いますが、魔界と人間界を結ぶ出入り口のようなものがあり、そこにも魔力結界が張ってあるのです。
そこの結界は、魔力ランクC以下でなくては通れない。
つまり、強大な魔力をもった魔族は実体のまま人間界には来る事ができないようになっているわけです。
なのに…なぜシグーネが来る事が出来たか?
それは、本来の魔力の99%を魔界に封印し、それによって魔力ランクをCまで落とすことができたわけです。
だから、人間界にいるシグーネは、本来の力の1%しか発揮できないのですよw
そのため、油断していたとはいえ…ミキシンガーに囚われ、液体化されたわけです。<実は、シグーネ一人でも元に戻る事ができ、ミキシンガーを倒すくらいはできたようですが、シアという予想外の仲間の登場で、あえて…様子見をしていたとの噂w
また、ボンベーマンを相手にするには、さすがに今の魔力ランクCでは厳しいようです。
>他の魔王が気になります。
>まさか流香たんとバジルたん?(んなバカな)

ひゃははははははははw
それは、面白いwww
いいですねー♪
でも、残念ながら違いますw
いちお、弾劾凰さんのレスに記載しておりますw

| るりょうりに ケンさん | 2007/12/11 21:36 | URL | ≫ EDIT

いつもながら、本格的なバトルファンタジーとして成立しておりますね。
強さのランク設定は少年誌のバトル物のそれを彷彿とさせますし、バトルシーンの描写も見事です!
今まで状態変化ネタのために使われていたフニャフニャパウダーを、バトルシーンで上手く使うとは予想外でした!
ミオたん、バトルでも余程凶悪な敵でない限り、殺したりはしないと思っておりましたから今回敵を即死に追い込んだのは意外でした。まあ、敵がデブちんなオバサン魔族だったので別に何とも思いませんがw

絵画化も素晴らしいですね、いつもの活発なミオたん(制服Ver)が平面に閉じこめられてしまった様子がたまりませんw
そして今回一番のポイント、シグーネが格好いい!!
クールな性格描写が良いですね。やはりライバルキャラはこうでないと。
そしてシグーネの更なる秘密、これからの展開で明かされていくのを楽しみにしておりますね。
ではでは!

| 時報の人 | 2007/12/11 23:18 | URL | ≫ EDIT

起死回生、カッコ可愛いですねぇ、やはりww
人を助けるなら自分をも捨てると・・・そこらへんもカッコいい!!

時報さん同様フニャフニャパウダーをバトルに使うとは意外な展開ですね。
でも単に振りかけられてやられるのではなくそこからバトルの描写の盛り上げ方も見事の一言です。
まさか一撃で即死に追いやるとは意外にシリアス展開、今回は意外だと思うことばかりで楽しめました^^

絵画化も「あまり強気な絵も見たことがないなー」と思ってみたりw
自分の部屋に飾りたいですねぇ(散らかってますがw

やはり今回の見所はシグーネですね!!
言葉被りますが秘密やライバルとしてのこれからに大いに期待です。

| 秋葉冬月 | 2007/12/12 21:26 | URL | ≫ EDIT

この時にシグーネがミオに好意を抱くようになるのですね、本来ならば相反するはずの天女と魔族でも信用するとは…ミオすごいです!

なるほど!シグーネが力を制限してるとはこの事でしたか!
本気のシグーネは魔王クラスだとは…、今までの見方が変わりますね。
絵画化しても自力で抜け出ることが可能なほどの、ミオのフルパワー時も気になります~

| ALT-D | 2007/12/13 04:29 | URL | ≫ EDIT

ヒーローってのは…

遅れて登場するってのが、お約束だろ?

まぁ、良いでしょう。

さてさて3話拝見しましたよ。

…うん、彼女(ミオ)は強い子。元気の子
っと、なると見てみたいのはミオvsシグーネのガチバトル
魔界の国一つくらいなら壊しそうで怖い。

それと、文章書きからの注意点
UP前に十分な見直しを。
誤字・脱字対策です。
自分?…言わないで。

ここからはケンさん向け私用
スルー推奨

>みら!エンSSシグーネ編について
今回のUP分の本編の後、ミンスーがどうなったのか?
特に何も無ければこちら(みら!エンSSシグーネ)で使わせて貰いますけど…、どうでしょう?
メッセで見つけたら同じ事言うかもしれないんで補足。

>おまけ
例の奴は設定練れましたからね?

ではでは~

| 結城利也 | 2007/12/13 19:15 | URL | ≫ EDIT

コメントありがとうございます♪

■時報の人様■

>本格的なバトルファンタジーとして成立しておりますね。
本格的かどうか?わかりませんが、ありがとうございます♪
今回、このようにシリアスなバトル物にしたのも理由がありまして、詳細は後日お話しますが、一つは…よりギャップを増すためというのもあります。
つまり、ミオがカッコよければ…いいほど、また…情けない状況になったら、そのギャップが萌えるでしょw
>今まで状態変化ネタのために使われていたフニャフニャパウダーを、バトルシーンで上手く使うとは予想外でした!
これは、今までの逆の発想ですww
つまり、石化魔法や岩石落下魔法をシグーネが使ったら、フェチ魔法になりましたね(爆
その逆で、フェチアイテムでも、使い方によってはシリアスバトルで使えるという事ですw
>ミオたん、バトルでも余程凶悪な敵でない限り、殺したりはしないと思っておりましたから今回敵を即死に追い込んだのは意外でした。
これは、私も予想外でした(爆
本当は殺すつもりは無かったんですが、話の流れから…あんな感じになってしまい、まぁ…ある意味失敗です(^^A
ちなみに以前他の方のレスでも話しましたが、パンスの外見的モチーフは、さざえ鬼です(激爆
>絵画化も素晴らしいですね
ありがとうございます♪
師匠は、リザ嬢を絵の具化することで、ある意味…リザ嬢の絵画化を表現しましたが、私はあえて…白紙のキャンバスと同化させる事で、絵画化を表現してみました。
とはいうものの、平面化と違い…やはり難しいですね(^^A
>今回一番のポイント、シグーネが格好いい!!
シグーネには、ミオとは違う意味で…フェチキャラと違うイメージを植えつけたかったというのが本心です。
まだ先の話ですが、最終章では…このシリアスなシグーネが核となりますので。

■秋葉冬月様■

>起死回生、カッコ可愛いですねぇ、やはりww
人を助けるなら自分をも捨てると・・・そこらへんもカッコいい!!

ありがとうございます♪
起死回生、やはり少年マンガのお約束なので、やってみました(爆
人を助けるなら~。
これは、出来そうで…出来無い事。
そういう事が出来るキャラこそ、主人公に相応しいのではないかと思い、やってみました。
>時報さん同様フニャフニャパウダーをバトルに使うとは意外な展開ですね。
師匠のコメントでレスしましたが、逆の発想ですねw
また、あの時点でミンスーがミオの動きを封じるのに一番いい手は?と考えた結果でもあります(^^
>そこからバトルの描写の盛り上げ方も見事の一言です。
ありがとうございます。
バトルファンタジーらしい展開。
ある意味では、ギャグ調で展開させるよりも、ネタが浮かびやすいので(爆
>絵画化も「あまり強気な絵も見たことがないなー」と思ってみたりw
そうですね、強気の絵って意外と少ないですよね。
でも…私なら、可憐でちょっと涙目の流香たんの絵を飾ってみたいですw

■ALT-D様■

>この時にシグーネがミオに好意を抱くようになるのですね、本来ならば相反するはずの天女と魔族でも信用するとは…ミオすごいです!
そうです!
シグーネがミオに惚れこむのは、この時からですw
誰かを信じる。
それも、悪っぽいモノや、存在をよく知らないものを信じるというのは、すごく難しいことだと思います。
そういう事ができる者こそ、バトルファンタジー物の主人公であると私は思いますね。
だからこそ、ミオにはそんな主人公でもあって欲しいと思いやってみました。
(でも…このマンガでの役所は、モノ扱いw)
>なるほど!シグーネが力を制限してるとはこの事でしたか!
ハイ、こういうことですw
正確には、制限せざる得ないということでしょうね。
本当はすごい実力者なのに、全然そういう素振りを見せない。
そんなキャラって大好きですw

■結城利也様■

>っと、なると見てみたいのはミオvsシグーネのガチバトル
魔界の国一つくらいなら壊しそうで怖い。

現時点では、たいしたバトルにはならないでしょうけど、本当にお互いがその潜在能力に目覚めた時。
その時は…おそらく、『日本以外全部沈没』でしょう(コラw

>UP前に十分な見直しを。
忠告ありがとうございます(^^A
逆に書き直した箇所が間違えている可能性もあるんです(^^A
>今回のUP分の本編の後、ミンスーがどうなったのか?
当然、生きて魔界に戻っておりますが、実は当初の予定では、シグーネと戦い…敗れて死亡という設定でした。
まぁ、そこまでしなくても…アレで充分な敗北感を表現できるなーという事と、もうひとつ…あえて生き残らせて、また…別な話で登場させようと考えたからです。
しかし、結城さんに面白い構想があるのであれば、ぜひお聞かせ頂きたいですね♪



| るりょうりに ケンさん | 2007/12/13 21:20 | URL | ≫ EDIT

ミンスーについて

題名+その他についてはメッセで話しましょう。
お待ちしてます~。

追記:コメありです~。

| 結城利也 | 2007/12/14 20:17 | URL | ≫ EDIT















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